グローバル3倍3分法ファンドの考察
資産配分率
. 株式現物 60%(日本株20%だけ先物).不動産現物 40%
. 国債先物 200%
となっている。
先物を使ってレバレッジを掛けているために破産(投資元本が0)になる可能性がある。
国債先物の金利が1%上昇すると、先物のデュレーションを10年としたとき、10%の価格下落になり、レバレッジの2倍の20%の損失となる。つまり金利が5%上昇すると100%の損失となる。株式と不動産の価格がまったく変わらず金利だけが5%上昇すると、このファンドの基準価額は0となる。
分配率
このファンドには一年決算型と隔月分配型の二種類が用意されている。一年決算型は分配金を出さない方針のようだ。分配にかかる税金を抑えつつ内部で再投資が実施されるため最も有利。
しかしNISAで使うなら隔月分配型にしてリバランス用資金として現金にしてしまうという手もある。そこで隔月分配型の分配金利回りを計算した。
設定来分配金(4期)合計 455円(1万口あたり)
1期平均113円、6期分とすると678円(予想)
基準価額 12,098円(11月15日時点)
で割ると分配金利回り 5.60%
となる。
隔月分配型は基準価額の1%を目安に分配する方針。タコ配になる可能性もあるので一年決算型がベストか。