2019年9月16日月曜日

売買手法

ETFは普通株式と同じ注文方法で売買する。ミューチュアルファンド(所謂、投資信託)は約定日の一本値で常に成行き注文となる。ここがETFと投信の大きな違いだろう。

通常の売買

現物か信用か

SPY(1557)とUBS-JDR(1386,1390)を除き信用取引が可能。1557は外国籍(ほふり非対応)のためマネックスでは信用取扱い銘柄になってない。1386,1390は市場に流通している口数が少ないため保有口数制限がかかり信用取引の発注ができない。

制度信用か一般信用か

制度信用のが使い勝手がよい。逆日歩がつくことがあるのでリバランス時は買いは信用、売りは現物で行う事が多い。シグナル発生時に信用でポジションを作ろうと思っているが、まだ試してない。日本証券金融の貸借取引情報で貸し株超過になっていないかをチェックするとよい。

指値か成行か

成行注文しても問題ない銘柄はTOPIX(1306)とJ-REIT(1343)くらいで他は流動性が少なく価格が飛んでしまうので指値をしたほうが無難だろう。

節税のクロス取引

大きく評価損の出ている銘柄がある場合は損失確定の売りを行うことで税が還付される。分配金や売却益との損益通算を行って税の繰延効果を得ることができる。複数回に渡って買い付けた現物の取得単価は総平均法に準ずる方法で算出されるため難平していくと平均取得単価が高くなってしまう。そのため相場が大きく下がった時を見計らって行う。このクロス取引を行うときは必ず寄付き成行きの注文で行うこと。そうしないと相場操縦の疑いをかけられてしまう。現物の損失確定を行うときは二日かかる。まず現物売り信用買いを行い、次の日に信用を現引きする。
マネックスにはクロス取引サービスが存在するがコールセンターでの受付で手数料が高いので、できれば信用を使ってやったほうがよい。
難平を信用で複数回に行った場合も有効だ。こちらは信用のポジション整理となり一ヶ月以上ポジションを保持する際にかかる費用(名義書き換え料)が節約できる。

手数料

マネックス証券では一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。しかしこの形態は金額によって不利な手数料率となることがある。いくらからいくらなら不利なのか検証してみた。

有利な約定金額帯の手数料率表(現物取引)
約定金額 手数料 手数料率
28.57~30.00万円 250円 0.0875~0.0833%
38.90~40.00万円
27.79~28.57万円
350円
250円
0.0900~0.0875%
45.00~50.00万円
35.00~38.90万円
25.00~27.79万円
18.00~20.00万円
450円
350円
250円
180円
0.1000~0.0900%

不利な約定金額帯の手数料率表(現物取引)
約定金額 手数料 手数料率
20.00~22.23万円 250円 0.1250~0.1125%
30.00~31.10万円 350円 0.1167~0.1125%
40.00~45.00万円
31.10~35.00万円
22.23~25.00万円
450円
350円
250円
0.1125~0.1000%
18万円未満の場合は手数料率を換算すると0.1000%以上かかり不利なので除外し、それ以外の金額帯を表にした。
50万円以上の場合も手数料率が0.3000%~0.1000%となり指値と成行で金額が変わるので上記の有利な金額帯に分割したほうがよい。

現物取引は約定金額によって手数料率がリニアスケールになっていないので要注意。

有利な約定金額帯の手数料率表(信用取引)
約定金額 手数料 手数料率
93.50~100.00万円 355円 0.0380~0.0355%
88.80~93.50万円
47.50~50.00万円
355円
190円
0.0400~0.0380%
9.5万円未満の場合は手数料率が0.1000%以上かかり不利になるが、それ以外では概ね約定金額が多いほど安くリニアスケールしている。 100万円以上になると手数料率が0.060%~0.040%になるが、上記の金額に分割した方が有利になる。

2020年01月現在、ETF,REITの信用取引売買手数料がキャッシュバックされ実質無料になりました。
※2020年05月03日追記

他社比較


松井証券 一日の合計約定金額によって手数料が変わる形態になっている。一注文当たりの金額が低く多数の注文を出す場合には有利。さらに10万以下は無料というのも羨ましい。現物と信用に差はなく手数料率は約定金額が多いほど安いように、ほぼリニアスケールになっている。概ね0.1667%~0.1%というところ。

SBI証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。こちらも手数料率は約定金額が多いほど安いように、ほぼリニアスケールになっている。概ね0.09%~0.0388%というところ。現物は不利にな価格帯があるが信用はさほど不利な価格帯はない。

楽天証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。こちらはあまりスケールしない。現物は概ね0.09%~0.0388%というところ。SBI証券とライバルなのか張り合っている。信用は26.65万円~50万円が最も有利で手数料は180円、手数料率に換算すると0.0675%~0.036%となる。信用取引でこの価格帯で分割して注文するのがよいだろう。

カブドットコム証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。特徴的なのは約定金額が30万円~50万円が最も有利で手数料は250円、手数料率に換算すると0.0833%~0.05%となる。現物は50万円以上になると手数料率が0.09%となり不利になるので分割発注がお得。信用も50万円~305.5万円まで不利な価格帯になる。

最も有利と思われる約定価格帯別手数料率表


証券会社 約定価格帯 手数料率(中央値)
マネックス(現物) 25~30万円 0.0917%
松井(現物/信用) 18~200万円 0.1333%
SBI(現物) 119.5~150万円 0.0438%
楽天(現物) 119.5~150万円 0.0438%
カブドットコム(現物) 30~50万円 0.0667%
マネックス(信用) 93.5~100万円 0.0367%
マネックス(信用) 27.15~50万円 0.0540%
SBI(信用) 26.65~50万円 0.0518%
楽天(信用) 26.65~50万円 0.0518%
カブドットコム(信用) 26.65~50万円 0.0518%

2019年9月14日土曜日

運用状況

総資産3,501万円、投資元本2,417万円、評価益1,055万円、年平均利回り3.361%

円建て、ドル建て、ともに評価額の最高値更新。
金利が急低下した。投資比率のバランスは常に行っているが、価格の上がった債券は売らずに信用取引で株式を買い建することにした。シグナルが出たらリバランスしてレバレッジをかけないようにする。