2019年9月16日月曜日

手数料

マネックス証券では一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。しかしこの形態は金額によって不利な手数料率となることがある。いくらからいくらなら不利なのか検証してみた。

有利な約定金額帯の手数料率表(現物取引)
約定金額 手数料 手数料率
28.57~30.00万円 250円 0.0875~0.0833%
38.90~40.00万円
27.79~28.57万円
350円
250円
0.0900~0.0875%
45.00~50.00万円
35.00~38.90万円
25.00~27.79万円
18.00~20.00万円
450円
350円
250円
180円
0.1000~0.0900%

不利な約定金額帯の手数料率表(現物取引)
約定金額 手数料 手数料率
20.00~22.23万円 250円 0.1250~0.1125%
30.00~31.10万円 350円 0.1167~0.1125%
40.00~45.00万円
31.10~35.00万円
22.23~25.00万円
450円
350円
250円
0.1125~0.1000%
18万円未満の場合は手数料率を換算すると0.1000%以上かかり不利なので除外し、それ以外の金額帯を表にした。
50万円以上の場合も手数料率が0.3000%~0.1000%となり指値と成行で金額が変わるので上記の有利な金額帯に分割したほうがよい。

現物取引は約定金額によって手数料率がリニアスケールになっていないので要注意。

有利な約定金額帯の手数料率表(信用取引)
約定金額 手数料 手数料率
93.50~100.00万円 355円 0.0380~0.0355%
88.80~93.50万円
47.50~50.00万円
355円
190円
0.0400~0.0380%
9.5万円未満の場合は手数料率が0.1000%以上かかり不利になるが、それ以外では概ね約定金額が多いほど安くリニアスケールしている。 100万円以上になると手数料率が0.060%~0.040%になるが、上記の金額に分割した方が有利になる。

2020年01月現在、ETF,REITの信用取引売買手数料がキャッシュバックされ実質無料になりました。
※2020年05月03日追記

他社比較


松井証券 一日の合計約定金額によって手数料が変わる形態になっている。一注文当たりの金額が低く多数の注文を出す場合には有利。さらに10万以下は無料というのも羨ましい。現物と信用に差はなく手数料率は約定金額が多いほど安いように、ほぼリニアスケールになっている。概ね0.1667%~0.1%というところ。

SBI証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。こちらも手数料率は約定金額が多いほど安いように、ほぼリニアスケールになっている。概ね0.09%~0.0388%というところ。現物は不利にな価格帯があるが信用はさほど不利な価格帯はない。

楽天証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。こちらはあまりスケールしない。現物は概ね0.09%~0.0388%というところ。SBI証券とライバルなのか張り合っている。信用は26.65万円~50万円が最も有利で手数料は180円、手数料率に換算すると0.0675%~0.036%となる。信用取引でこの価格帯で分割して注文するのがよいだろう。

カブドットコム証券 一注文の約定金額の範囲によって手数料が変わる形態になっている。特徴的なのは約定金額が30万円~50万円が最も有利で手数料は250円、手数料率に換算すると0.0833%~0.05%となる。現物は50万円以上になると手数料率が0.09%となり不利になるので分割発注がお得。信用も50万円~305.5万円まで不利な価格帯になる。

最も有利と思われる約定価格帯別手数料率表


証券会社 約定価格帯 手数料率(中央値)
マネックス(現物) 25~30万円 0.0917%
松井(現物/信用) 18~200万円 0.1333%
SBI(現物) 119.5~150万円 0.0438%
楽天(現物) 119.5~150万円 0.0438%
カブドットコム(現物) 30~50万円 0.0667%
マネックス(信用) 93.5~100万円 0.0367%
マネックス(信用) 27.15~50万円 0.0540%
SBI(信用) 26.65~50万円 0.0518%
楽天(信用) 26.65~50万円 0.0518%
カブドットコム(信用) 26.65~50万円 0.0518%